馬宮亮一郎

#03 馬宮 亮一郎【酒造りは副業⁉音楽を愛してやまないロックな杜氏】三芳菊酒造代表取締役・杜氏

日本酒に対するイメージを変える

――あるアンケート調査によると、日本酒のイメージは「伝統的」や「大人向け」といった、少しハードルが高く、堅い印象を持った回答が多く挙げられています。

そんな日本酒の業界で第一線にありながら、“ジャケ買い”したくなるようなキャッチーなデザインのラベルを使い、普段日本酒を飲まない人向けに振り切った味わいのお酒が印象的な三芳菊酒造。

コンセプトは「ワイルドサイドを歩け」。ルー・リードが1972年に発表した代表曲が三芳菊の世界であり、馬宮さん確固不動のポリシー。
保守的な常識や既存の価値観にとらわれず、新しい日本酒と時代の先を目指し、日夜チャレンジし続けています。

音楽が全てだった青春時代から、突然家業を継ぐことに

――初めに、馬宮さんが酒蔵を継ぐまでのお話や経歴をお聞かせください。

【馬宮】
幼稚園から高校までずっと地元(徳島県三好市池田町)で育って、大学は東京の立教大学に進学しました。当時は日本酒業界も明るくなく、酒蔵を継ぐ気は全くなかったですし、継ぐ気があったら立教とか行きませんよね(笑)。
大学の時は、近所のレコード屋でバイトをしつつバンド活動をしていて、卒業後も2年ほどレコード屋で働いていたんですが、ある日突然、母親から「酒蔵がピンチだからちゃんと就職した方がいい」と電話がかかってきて。
その頃の酒蔵はめちゃくちゃで、酒蔵を辞める=実家が無くなるような状況でした。ただ、母親は続けたいと言うので、地元に帰ってきて家業を継ぎました。
当時の三芳菊は、100%徳島県内で販売していたので、地元で売れないならもう外で売るしかないなと。ラベルや味を考えて、とにかく目立たないと売れないなと思い、色々な工夫をして、全くツテや当てがない状態でしたが、東京で売ろうと考えました。

――後継ぎは、厳しいスタートだったのですね。

【馬宮】
正直、何回も辞めようと思いました。最初は、東京を一週間回って一本も売れないこともあったんですよ。でも、東京から帰ってくると、子供が「お酒売れた?」と聞くので、「全部売れた。うちのお酒、東京では大人気なんよ」ってずっと嘘をついていました(笑)。
そんなこともあったので、何とか続けなければなと思って、頑張ってやってきました。今では娘も全員手伝ってくれています。

積極的なコラボや独創的なラベルで新しい日本酒を

――酒造りの中で、三芳菊が熱を注いでいること、新しく挑戦していることについてお聞かせください。

【馬宮】
日本酒は伝統産業なので、酒造りに関しては法律の縛りもあり、なかなか変わったことが出来ないんですが、その中でも常に新しい日本酒を作りたいと考えています。味わいだったり、見た目だったり。ミュージシャンの方とのコラボやアニメとのコラボも進んでやっています。
そういったコラボは、意外と老舗の酒蔵はやることが少ないんですが、コラボすることで新しいお客さんが増えるかもしれないので、自分の中では業界の古い考えは気にせずやっていこうと思っています。

――これまでどういったコラボを実施してきましたか?

【馬宮】
タツノコプロや刀剣乱舞、ルパン三世、ミュージシャンでいえば三上寛さんのお酒、BUCK-TICKでドラムを担当しているヤガミさんの誕生日のカップ酒を作ったこともあります。基本的にジャンルミックスでやっていきたいと思っていますが、メジャーな宣伝よりも、どっちかというと小回りが利くようなインディーズ的なことをやっていきたいですね。

――お客さんの反応はどうですか?

【馬宮】
評判はいいですね。うちのお酒は分かりやすい味なので、普段日本酒を飲まない人でも入りやすいのかなと思います。
ラベルもポップな方が受けがいいです。刀剣乱舞は、沢山の若い女の子に買ってもらいましたが、飲まないで飾るだけの子も多いみたいで。ぜひ、飲んでから飾って欲しいです(笑)。

――今お話にもでてきたラベルについてもお聞かせください。個性的なラベルが多くありますが、どういったこだわりがあるのでしょうか?

【馬宮】
今うちのラベルは5人ほどが描いてくれているんですが、プロはいないんですよ。プロに頼むと、何年もラベルを変えられなかったりするので、友人や人の紹介、ラベルを描きたいと言ってくれる人にお願いしています。
広告代理店などの外部的なものが個人的にあまり好きではないので、実際にお酒を飲んでもらってから、味のイメージで好きに描いてもらっています。

若者たちが楽しめる、頑張れる町にしたい

――その他、今考えている活動などありますか?

【馬宮】
日本酒のハードルを少しでも下げられるようなイベントを作ってみたいですね。
お酒の知識がなくても楽しく飲める、ライトな感じで音楽もあるようなイベント。日本酒だけでなく、カクテルやワインがあってもいいです。
あとは、レコードという切り口で何かできるといいですね。CDすら見たことがない若者、イヤホンやヘッドホンで音楽を聴いている若者に、ちゃんと音を聴いてもらうという感じで。

――では最後に、馬宮さんの今後の目標をお聞かせください。

【馬宮】
三好市を変えていきたいですね。普通の意見ですが、若者が帰ってこられる町、出ていかなくてもいいような町に。
そのためには、若い力が必要です。ただ、どうしても年配の方々と若者たちとの間には壁があるので、そこを繋げられる空気づくりをしていきたいです。

馬宮さんとのSo-Gu体験

馬宮亮一郎さんとは、徳島県三好市でSo-Guできます。

馬宮亮一郎

①音楽を肴に三好市の地酒を味わう

ロックな杜氏馬宮さんと日本酒そして音楽について語り合いましょう!
場所は、徳島県三好市にある三芳菊酒造。酒造敷地内には、江戸時代に建てられた有形文化財の武家屋敷・武家門があります。
馬宮さんと共に酒蔵見学をした後、沢山のアナログレコードに囲まれながら銘酒三芳菊を味わいます。 日本酒好きでも音楽好きでも楽しめるコンテンツとなっております。

【三芳菊酒造】
四国の中央に位置する阿波池田にて明治 22 年創業。銘酒「三芳菊」を始め、近年ではルー・リードが1972年に発表した「ワイルドサイドを歩け」をコンセプトに、日本酒の常識や古い考えにとらわれず、挑戦的で革新的な日本酒を作っています。一度見たら飲んだら忘れられないお酒です!
https://miyoshikiku.shop/

体験場所三芳菊酒造
所要時間60分
料金6,300円(別途飲食代)
予約リクエスト期限3日前の17時

②酒蔵ディスコ

日本でここだけ!?酒蔵でディスコしましょう!
ロックでファンキーな杜氏馬宮さんが歴史ある酒蔵に音響機材を準備してくれます。
場所は、徳島県三好市にある三芳菊酒造。酒造敷地内には、江戸時代に建てられた有形文化財の武家屋敷・武家門があります。
好きな音源を持参して頂ければ、馬宮さんがすぐにディスコ空間をセッティングしてくれます。(スマホとのBluetooth接続も可)
気の知れた友人や知人と共に、酒蔵と音楽を楽しんでください!

※近隣の迷惑にならないよう、常識の範囲でお楽しみください。

【三芳菊酒造】
四国の中央に位置する阿波池田にて明治 22 年創業。銘酒「三芳菊」を始め、近年ではルー・リードが1972年に発表した「ワイルドサイドを歩け」をコンセプトに、日本酒の常識や古い考えにとらわれず、挑戦的で革新的な日本酒を作っています。一度見たら飲んだら忘れられないお酒です!
https://miyoshikiku.shop/

体験場所三芳菊酒造
所要時間60分
料金6,300円(別途飲食代)
予約リクエスト期限3日前の17時

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【2021年8月、徳島県三好市との官民連携プロジェクトが始動しました!】

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