#15 今川 宗一郎【地元を愛し、“ほしい日常”を実現する三豊市のキーパーソン】株式会社ウルトラ今川 代表取締役

地域のやりたい心に火をつける

――人口減少や高齢化、それに伴う地域経済の縮小などを背景に、地方創生という言葉が生まれたのは2014年のこと。以来、その必要性が日本各地で叫ばれています。
その中で、地域が主役で持続可能な取り組みこそ、自立するための仕組みであり、今後の地方創生のあり方とも言えます。

地元スーパーの後継者であり、香川県三豊市で活躍する今川宗一郎さんは、地域の事業を継承し、さらに町を盛り上げるために自身でも会社を設立。地域を主役に据えた積極的な事業展開で、新しい価値を生み出しています。

“スーパー”を超える価値を地元に

――まずは、今川さんの経歴をお聞かせください。

【今川】
三豊市仁尾町で生まれ、高校までずっと地元の学校に通っていました。卒業後、大学に進学しましたが3カ月ほどで辞め、家業のスーパー「ショッピングストア今川」で働き始めました。
2011年にスーパーを移転した際に、株式会社イマガワを設立。以来、現在も取締役を務めています。その後、家業のスーパーからもじり、“スーパー”を超える価値を地元に創りたいという想いから、2019年に株式会社ウルトラ今川を立ち上げました。

――家業のお話を伺いたいと思います。ショッピングストア今川はどんなお店でしょうか?お店の魅力などをお聞かせください。

【今川】
もともと八百屋からスタートしているので、その名残と言いますか、地域の御用聞きですね。例えば、配達一つとっても、ただ物を運ぶだけではなく、そのお客さんごと運ぶこともあります。この辺は、大手には出来ない強みだと思っています。あとは、お惣菜は手作りにこだわっていて、冷凍のものはあまり使わないようにしています。
うちのお店のお客さんは、どちらかというと高齢の方が多いので、「助かります」や「ありがとう」と言っていだたくことが多いですね。

家業と並行して、地元の事業を引き継ぐ

――家業をやりながら、地元でいくつかの事業を継承したのですよね?

【今川】
まず、2015年に移動販売の事業を引き継がせてもらいました。離島や買い物が困難な地域に出店しています。次に、父母ヶ浜のかき氷カフェを引き継がせてもらい、その後「さるしや」という屋号でやっていた老舗蒲鉾店を引き継がせてもらいました。
全て半年間で一気に引き継いだので、2015年はすごく忙しかったですね。

――その中で、心に残っている出来事や印象的なエピソードをお聞かせください。

【今川】
どれも印象的ですが、特に蒲鉾店ですかね。100年以上続いていた老舗を引き継いだので、すぐには技術的に難しいなという話になり、一瞬ですが少し簡単な方法に変えました。そしたら、地元の方々から結構な数のクレームが来て。やっぱり地元にずっとあるものを無理に変えると、何かしら影響は出るんだなと勉強になりました。

――ローカルビジネスや地域活動に注力し始めたきっかけは何だったのでしょうか?

【今川】
2012年頃に地元で古民家再生のプロジェクトがあって、その時に初めてまちづくりに関わらせてもらいました。直接のきっかけとなったのは、2014年に参加した経営者向けの半年間のセミナープログラムですね。
「自分自身は何のために経営するのか」、「何のために働くのか」といったことを半年間ずっと考えていたときに、僕らが地域を支えているわけではなくて、僕らが地域に支えられていたことに気づきました。それから、お世話になってきたからこそ、地域に対して恩返ししたいと思うようになりました。

まずは自分自身がやりたいことにチャレンジする

――今川さんが新規事業を立ち上げる際に、大切にしている想いをお聞かせください。

【今川】
僕自身が後継者で、他の事業もどれも事業継承したものばかりだったので、次は一から自分で作り上げる経営者になりたいと思い、ウルトラ今川を作ったんです。ウルトラ今川として立てたビジョンは、「地域のやりたい心に火をつける!」。その中で、地域に火をつけるためには、まずは自分自身がやりたいことにチャレンジしなければと思いました。なので、できるだけ背伸びした挑戦をするように意識しています。

その第一弾が、父母ヶ浜に作ったフードトラックのコーヒースタンド「宗一郎珈琲」です。
父母ヶ浜は観光地なので、沢山の観光客の方に来ていただいていますが、ただ写真だけ撮って帰るだけじゃなくて観光客と地域が繋がるような日常にしたいよね、というところから「コミュニケーション珈琲スタンド」というコンセプトで始めました。
同じく、あったらいいなで言うと、ウルトラ今川とは別の事業になりますが、仲間と一緒にカラオケパブを作りました。「この町に居酒屋はあるけど、2軒目に行くお店がないよね」という話から始まり、だったらみんなで作ろうという流れになり、「合同会社 時代おくれ」を設立。2020年11月に、「ニュー新橋」というカラオケパブを中華料理店の跡地にオープンしました。

――地元に根差したビジネスを展開する今川さんですが、地方や地域といった場所に必要なもの何だと思われますか?

【今川】
ずっと地元でやってきた目線から言うと、色々なモノやコトを周りの方にお願いできることではないでしょうか。外からきた人とか地元の人とか関係なく、自分たちができないフィールドに対して、できる人にお願いするというスタンスは重要かなと思っています。そうすることによって、沢山の方の役割や居場所が生まれるので、地域全体としての価値や面白さも相乗効果で上がっていくと思います。

――最後に、今後の目標をお聞かせください。

【今川】
ウルトラ今川の第二弾の事業として、豆腐屋さんの開業を目指しています(2021年4月に開業)。豆腐屋さんは、世代を超えてコミュニケーションを取れる場所にしていきたいなと。最近は、観光地の父母ヶ浜ばかりに注目が集まっていますが、父母ヶ浜だけじゃない魅力を僕ら地域の人間がやらなくてはいけないという気持ちもあり、少し離れた町中で始めることにしました。
あとは、ここで暮らす人や三豊に関わる人たちにとって、町全体が誰に対してもやりたいことを応援できる空気感になったらいいなと思いますし、作っていきたいなと思っています。より沢山の人が関われるプロジェクトも増やしていきたいですね。

今川さんとのSo-Gu体験

今川宗一郎さんとは、香川県三豊市でSo-Guできます。

五千人の町のローカルビジネスの話

挑戦し続ける男、今川さんと現在進行形で盛り上がりを見せる三豊市仁尾町エリアを体験するプログラムです。
“日本のウユニ塩湖”こと父母ヶ浜からスタート。地域のために事業を継承しながら、新しい仕掛けや取り組みにも積極的にチャレンジする今川さんがローカルビジネスについてお話しします。
地域活性、まちづくりといったキーワードに興味のある方におすすめです!

・“日本のウユニ塩湖”こと父母ヶ浜からスタート
・ホストの運営する店舗や関わる施設へご案内
・ローカルビジネスについてのお話

【宗一郎豆富】
ウルトラ今川の第二弾事業、今川さんが仁尾町に開業した“コミュニケーション豆腐店”です。
かつて賑わっていた商店街に店舗を構え、3世代を結び、地域を後世に残していくために、豆腐の製造販売をはじめとした食料品販売と飲食機能を持っています。
https://www.soychirotofu.com/

【仁尾蒲鉾謹製店(さるしや)】
今川さんが引き継いだ、仁尾町で100年以上続く老舗蒲鉾店。
地元で愛され続けてきた味を全国に届けるため、手作業で1枚1枚丁寧に作っています。
https://nio-imagawa.jp/#aboutus

体験場所父母ヶ浜スタート
所要時間60分
料金15,000円(別途飲食代)
予約リクエスト期限14日前
参考URLhttps://sotokoto-online.jp/841

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〇2021年~2022年
徳島県三好市「三好市官民共創地域ソリューション開発プログラム」
〇2022年
経済産業省「令和4年度地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業(地域・社会課題の発掘と解決に向けたマッチング)」

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